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文芸部

2017.12.27

文芸部

リレー小説 第6回

いやーリア充祭の季節がやってきましたね。
どうも、クリスマスはお母さんと一緒だった黄昏です。
結構頑張ったので最後まで見てくれると嬉しいです。

◆◇◆◇

 時計台はめまぐるしく回る、ほかのなにもかもを置き去りにして。二人は真っ暗な時計台の中でゆっくりと意識を手放していった。
 目を覚ました時、そこに沙夜香の姿はなかった。
 「?なんで俺はこんなとこで寝てるんだ?」
今は…朝の五時か……朝の五時!?
ヤバいヤバい身だしなみに気を使わない俺とはいえ、何もなしに学校に行けるほど不潔に耐えうる男ではない。
急いで学校を出ると、すぐのところに何の変哲もない友人Aがいた。
「どうしたんだよ智志。こんな早い時間に。あれ?」
  
「ん?どうした?」

「いや、何でもない、ちょっと違和感があってな。」

「そうか、今急いでるんでな。またあとで。」
その時は急いでいたので違和感に疑問を抱かないでいた。

***

「ねえ智志?無視しないでよ、ねえ?ねえってば!」

走って家に戻ろうとしている智志の肩を叩こうとした、いや叩いたはずの手には智志の感触が残ることはなかった。

「え?」
なんで?そんなの嘘だよね?昨日まで普通に話してたじゃない。
でも……そういえば智志は時計台にいた理由を忘れてたみたいだった。
時計台がぐるぐる回ってたのと関係あるのかな?
今は考えてても仕方ないから智志についていくしかないかなぁ。

 家に着くと智志は急いで身支度をしていたので自分の部屋に行こうとすると、
?おかしいな、ここって私の部屋のはずなんだけど……物置になってる?
もしかしてこれって私がいないことになってるの?じゃあ戻れなくない?

◆◇◆◇

よしっ!一通り身支度も終わったし、行かなきゃな。
「おーい……」
誰に向かっていったんだ?疲れてんのかな、俺。

学校に着くと、
「おう、さっきぶりだな智志。」

「おう、……?お前っていつも俺に誰かのこと聞いてなかった?」

「そんな変態みたいなことしねーよ… お前疲れてんじゃねーの? 最近一緒に……いやなんでもない。」

「さっきからそんなんばっかだな、お前こそ疲れてんじゃないのか?」

「かもな」
友人は苦笑を浮かべている。朝から俺も違和感をずっと感じている。
なんかもやもやするな……大事な何かが抜けたような…

相変わらず授業には身が入らない。
「じゃあ、藤野。」
「………」
「おい。藤野ー?寝てんのか?目を開けながらって、器用だなぁ」
何だか視線を感じて顔を上げると、前に座る女生徒がこちらを向いて口パクで何かを言っている。
(ふ じ の さ さ れ て る よ ?)
さされてる?何が?シャーペン?でも俺は何も刺さってないんだけど…。
「おーい、ふーじーのー?」
「え、あ、はいっ!」
「やっと返事してくれたなぁ…」
先生だったああああ!!!そういうことね!さされてるって!俺はいつから先生を無視してたんだろう?先生はめんどくさそうになってるし、さっきまで眠そうだったクラスメートはクスクス笑っている。
「それで藤野、ここの問題の答えは?」

「えっと、それは…バタフライ効果です。」

「そうだ。バタフライ効果は、過去の行動の些細な変化によって現在に多大な影響を与えてしまうことを言う。
そしてそのずれは別の時間軸のの自分に反映されるその、別の時間軸のことを、タイムパラドックスというんだ。
つまり君たちが気づいていないだけで君たちには双子がいるのかもしれないなー」
なんてピンポイントなんだ…
この先生は出席番号順に当ててくからなあ。次はあいつか…あいつって誰だ?
もうこの違和感は無視できるものじゃない。明らかに何かが違う。
「先生!気分が悪いのでお手洗いに行ってきます!」

「そんな元気に言われてもなぁ。ま……

先生が何か言っていたが、それを待たないで駆けだした。
あそこに行こう、時計台に

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