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演劇部

2018.10.04

演劇部

2018 虹色祭公演 無事終了!

 こんにちは。副部長の岩田です。
 虹色祭公演にお越し下さった皆さん、本当にありがとうございました。予想以上に大きな拍手、アンケートに書かれたあたたかい言葉の数々、とても嬉しかったです。
 早いもので、もう引退となってしまいました。一年前、先輩方の引退を悲しんだのがつい最近のことのように感じられます。新たに副部長になりました、というブログを更新してからもう一年以上経ってしまったのですね……。

 私は入学した時は演劇部に入るつもりはありませんでした。入部したいと思ったのは部活動紹介の発表を見たときです。正直に言うと(先輩方には失礼ですが)、よくわからない発表でした。声はほとんど聞こえず、ストーリーも理解できないままで、顧問の先生の名前すら聞き逃してしまいました。今でもどうしてかは分からないのですが、そのときに「演劇部に入ろう」と思いました。
 初めて活動に参加した日、選択教室の場所がわからず廊下をさまよっていた時に今の部長に出会いました。渡された台本は完結していない謎だらけのもので、自己紹介はなぜか圧迫面接のようなスタイルだったことは今でも鮮明に覚えています。でも、ここが居心地の良い場所だということだけはわかりました。
 初めての虹色祭公演。一年生だったのに主役をやらせていただき、申し訳なさとワクワクが同時に襲ってきたのは忘れられません。めちゃくちゃっだけれど、とても楽しかったです。そのときの反省を踏まえて冬に行った公演は観客は少なかったけれど、そのぶん緊張しました。この頃から活動内容について生意気に口出しする私を先輩方は受け止めてくださって、とにかく居心地が良かったです。つらいときの逃げ場でした。

 そして、四月。私は仮入部を担当していました。春公演を5月に行うという関係で、ドタバタしていて仮入部に来てくれた新入生には申し訳なかったです。この年は体育館が無く部活の宣伝が難しかったのですが、二人も入部してくれました。私たち三年生がこれから部活を託そうとしている頼もしい後輩です。
 二年目の虹色祭。クラスでの準備やトラブル処理に時間をとられてしまい、通し練習は満足にできませんでした。当日も、ギリギリのタイムスケジュールで動いていました。何度も台本を読んで、「ここは大切だから少しゆっくりやりたい」などと話し合った時間は、追い込まれているはずなのになぜか楽しかったです。二日目の公演で幕が降りたとき、「ああ、先輩たちとはもう一緒に劇を創れないんだ」ってやっと実感しました。もっと全力で、もっと上手く、もっと生き生きと演技したかったと後悔もしました。引継ぎのときも暗い顔をせずに、最後まで先輩たちらしく教室を出て行かれたその姿に勇気をもらいました。
 先輩方に会いたい一心で三送会をやろうと言い出した私の提案に反対せず、三送会用の劇の台本まで書かせてくれた部長や部員には感謝しています。もちろん、当日来てくださった先輩にも。

 今年の四月。今年はちゃんと宣伝しようと言ったのは私なのに、色々なことを部員に押し付けてしまいました。仮入部には去年よりは多くの新入生が来てくれましたが、入部してくれたのは一人だけでした。悔しかったです、ものすごく。
 六月にやった校内公演では、いつもと違うタイプの劇に挑戦しました。観客は相変わらず少なかったけれど、しばらく演技していなかった私にとって感覚を取り戻す良い機会になりました。
 そして、最後の虹色祭公演。台本を決めたのは5月でした。このときも「奇跡の人」をやりたいと言い出したのは私でした。やってみたい、という思いだけで自分の意見を押し切った記憶があります。役決めのときも我儘を言ったと思います。後輩二人と行った買い出しは楽しかったと同時に不安でもありました。「道具や衣装を買ったらもう引き返せない」と。卑怯なことに、私は逃げ出したいと思っていたのです。夏休みの練習も9月に入ってからもずっとやりたい気持ちと逃げ出したい気持ちが喧嘩していました。結果、やりたい気持ちが勝ち、そこからは練習に集中するのみでした。照明も音響も、ギリギリで入部してくれた二人の後輩にまかせ、当日のスタッフも助っ人を呼んでなんとか間に合わせた形でした。本番前日に照明を変更したり音響のタイミングを変更したり、入ったばかりの二人にも色々と迷惑をかけてしまいました。今年は、と意気込んだのに、結局例年通り追い込まれる形になりました。でも、それが最高に楽しかったです。劇が少しずつ形になっていって、時間が無いなかで拘って、部員全員で一つの何かを創り上げている感覚にいつも震えます。
 当日見えた景色、聞こえてきた音、体育館の匂いや空気、触れた床の冷たさ、全部覚えています。忘れたくないものたちです。最後の舞台で同学年の二人でアニーとヘレンとして生きることができて幸せでした。抱きしめあった時の温もりと心臓の音の心地よさに涙がこみあげてきました。

 私はセンスのない提案ばかりしてきました。ポスターも、勧誘のやり方も、台本選びも配役も、アンケートも、他にもいろいろ、もっと良いやり方はいくらでもあったはずです。。副部長のくせにうるさく口を出す私を部長は怒りもせず、話を聞いてくれました。言い出しただけで実際は多くのことを皆に投げてしまったのに、皆文句も言わず仕事をしてくれました。その優しさにどれだけ救われたことか。ありきたりな言葉になってしまうけれど、私ひとりじゃここまで辿り着けなかった。どれだけつらいときもあたたかく迎えてくれた部員ひとりひとりのおかげで、私はいまここに居る。自然とそう思えます。

 先輩たちがつくった、居心地の良さをどうにか守りたかった。私は先輩たちのような人を笑わせることなんて出来ないし、それなのにあたたかな雰囲気になじんだ体の奥底が「まじめなだけなんて、嫌だ」と叫び続けている。必死でした。もちろん、私たちには私たちなりの空気感のようなものがあって、先輩たちのと全く同じだなんて嫌だった。でも、どうしても、居心地の良さ、疲れたらここに逃げ込もうと思えるような雰囲気は失くしたくなかった。私はどれだけそれを守ることに貢献できたでしょう。
 後輩たちの良いお手本にはなれなかったけれど、自分なりに最高の形で最後の舞台を終えることができてほっとしています。雑然とした部室にもお別れしなければならないのはつらいです。そこにある物にはそれぞれ思い出があります。使ったことのない物も含めて、すべて大切なものです。

 私たちは今後輩に部活を託そうとしています。一年前に部長と二人で話し合い、決めました。虹色祭を区切りにすっぱり引き継ごう、と。あとのことはすべて任せようとする、最後まで無責任な副部長についてきてくれた後輩たちなら、きっと演劇部をもっと良いものにしていってくれるはずです。そう期待しています。
 終わりがあるからより楽しいんだということをおしえてくれた先輩、部長、後輩たち。いつも私たちの活動を見守ってくださった顧問の先生。毎年公演を観に来て下さる一年生のときの担任の先生。相談も愚痴も聞いてくださった司書さんたち。本当にありがとうございました。ドタバタしていて最高に楽しかった日々を忘れないでいたいと思います。
                             2018年 10月  副部長・岩田 京佳

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