夏季休暇中の留学報告(個人での留学)
本校では夏季休暇中に「オーストラリア短期留学」を実施していますが、個人で留学に参加する生徒もいます。個人留学のメリットは、留学先や留学期間を自由に決められること、友人や朋優の教員がいない環境に身を置くことで1人で物事を解決する能力が身につくこと、などがあります。
今回は、今年の夏休みに約1カ月間カナダに留学した生徒(1年生)にインタビューをしました。
――留学先はどこですか?
カナダのPickering Collegeです。
――留学に行こうと思ったきっかけは何ですか?
私は大学進学において海外の大学も視野に入れているので、語学力の向上とともに海外の生活や授業について実際に体験したいと感じたからです。
――現地校ではどのようなプログラムがありましたか?
日々の生活では、午前中は授業、午後は運動やクイズ、映画鑑賞やショッピングなどのアクティビティが行われました。授業においては、ESL「English Skill Learning 」とGLP「Global Leadership 」の二つのクラスに分けられて学習しました。私のGLPクラスでは、Global issues solution(社会問題の発見と解決について発表する)やLunar Lander(卵を割らずに地面に落とすにはどうするかを考える)、Podcast(Leadershipについて皆で話し合い、生放送で発表する)、クイズ迷路、学校所属の農園でタイダイシャツの制作、野菜の収穫などの授業がありました。どれも日本の授業とはかけ離れていて、自分の考えを発表したり、友達を助けるなどの積極性を問うことが授業の主旨だと感じました。また、今回のキャンプでは「ナイアガラの滝」や「Canada’s Wonderland」、「Tront」などの観光をしたり遊園地や大型ショッピングモールに行くなど、週に3日以上遊びに行くことが多かったです。
――留学中の楽しかったこと・辛かったことを教えてください。
私にとって留学中の楽しかった瞬間は日本の文化が伝わった時でした。特に「Multicultural night」という自分の国についてプレゼンテーションを作ったり展示するアクティビティの中で、日本のアニメや折り紙などの文化や話題について海外ウケが良く、私も楽しく文化交流ができました。驚いたことはスペイン語を第一言語とするメキシコ人は意外と早口言葉が上手だったことや、蟻を食べる食文化があるなどの日本とはかけ離れた文化があることです。このように伝えることだけでなく、海外における彼らの常識についても触れることができて、新たな発見になりました。対して、周りの友達はインターナショナルスクールに通っていたり、毎年留学に行っていたりと英語を使うことに慣れていて、流暢にコミュニケーションできる人が多かったので、私もよく話さなければとこのことがプレッシャーになることが多々ありました。
