競技かるた部

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こんにちは!競技かるた部です。

本日はこちらの和歌を紹介します。

 

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

(崇徳院・77番)

‐現代語訳

川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた急流がふたつに分かれても、またひとつの流れになるように、愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しよう(逢おう)と思っている。

〈推しポイント〉

今は別れても将来必ず逢おうという気持ちを川の流れで表現しているところが好きです。この歌は落語の「崇徳院」というお話にも登場していて、このお話を聞いたときにこんな意味で詠まれた歌だったのかと知ったことがきっかけで好きになりました。急流が岩で分かれてしまってもいずれひとつの流れになることを見てこの歌が作られたことに凄さを感じます。

 

「崇徳院」といえば、保元の乱に敗れ、讃岐(今の香川県)に配流されたことで有名ですよね。「怨霊」「呪い」などといった話も有名です。その話をもとに「われても末に 逢はむとぞ思ふ」を考えると色々な想像ができそうな・・・? さまざまな研究がなされ、この歌もいろいろな説があります。興味を持ったらぜひ調べてみてください!

次回の活動は5月2日(木)15:30~です。入部も随時受け付けておりますので、興味のある方はぜひ(兼部してください)!