学校生活ニュース

京都研修旅行へ!!

1年国公立TGコース全員と国公立、特進コースの希望者合わせて38名で二泊三日(7/27~29)の京都研修旅行に行きました。

 

初日①京セラ

稲盛和夫の経営哲学と京セラの歴史を学びました。

最初に稲盛和夫の生涯を映像で学び、稲盛ギャラリーで稲盛和夫の考え方や経営哲学などの展示を説明を受けながら見学しました。

セミナー室では、何名かの生徒に考えたことを発表してもらいました。

その後本社ビルへと移動し、CSRとして取り組んでいる美術展示やエントランスのピアノなどの説明をうけました。

続いて2階のセラミック館では、京セラの技術開発の歴史と現在の京セラが置かれているビジネスの環境なども教えていただきました。

 

初日②綿善旅館 おかみの特別プログラム

宿泊する綿善旅館にて「おかみの特別講演」を行いました。

講演会は生徒2名にファシリテーターを務めてもらい事前に準備してきた質問以外にも、自由な質疑応答がたくさん飛び出し、大いに盛り上がりました。

その後、おかみからのミッション「ハッピーになる唯一無二の宿泊プランを作る」にグループで取り組み、夕食を挟んだ後に各班5分で発表を行い、投票により、「食べれる枯山水を作るプラン」が優勝となりました。

 

2日目①AFURIKA DOGS

アフリカトーゴと京都の職人を繋いで洋服の製造販売などを行っているAFURICA DOGS代表の中須俊治さんに講演をしてもらいました。

前日同様に講演会と質疑応答を行った後に「進路に悩む大学生に捧げるプログラムを考案せよ」というミッションに班ごとに取り組み、中須さんの提案で男子生徒が発表し、女子生徒が適宜フォローするという形での発表となりました。

発表後、中須さんがコメントを加えてもらうのですが、中須さんのコメントが秀逸で、生徒の発表を題材にしながらビジネスの考え方や経営者の視点などを教えてくれました。

 

2日目②ワコール

下着メーカーのワコールが取り組む町家の宿泊事業についての講演と本社のコアワーキングスペースの見学、宿泊施設の視察を行いました。

講演会では大企業の地域貢献と利益追求のバランスなど、企業に求められる社会的責任や、新規事業へ挑戦する難しさなどを教わりました。

普通の企業向けの発表で行うような少し固めのプログラムでしたが、生徒達も一生懸命聞いて考えており、質疑応答もしっかりと行えていました。

他のプログラムよりも男子生徒の質問が多かったのが印象的でした。

その後、本社ビルにある外部の会員向けのコアワーキングスペースの見学をしたのちに実際の町家宿泊施設「京の温所」の見学を2グループに分かれて行いました。

町家が現代風にリノベーションされたとてもお洒落な造りになっており、生徒も興味津々で隅々まで見学しました。

 

2日目③卒業生交流会

夕飯後にzoomで本校卒業生で京大一回生の先輩の交流会を行いました。

生徒にとっては最も身近な存在で話も盛り上がり、充実した高校生活の過ごし方や地方での生活について教えてもらいました。

一人暮らしの部屋の様子を食い入るように見ていたのがとても印象的でした。

 

3日目 京大総合博物館、百周年時計台記念館の見学

京大総合博物館と百周年時計台記念館を見学しました。京大総合博物館は自然史、文化史、技術史の3分野から構成され大学の博物館とは思えない充実ぶりでした。

また、一部生徒は前日の卒業生講演で話をしてもらった卒業生と偶然食堂で出会い、写真を撮るなど大変喜んでいました。

大学見学後は、各自京都市内を自由に観光し、3日間の行程を無事終えることができました。

 

今回の研修旅行は、「働くとは何か?進路の選択とは?」をテーマに様々な企業形態、立場の人から働き方や進路選択の考え方を教えていただきました。今回の研修旅行で教わった様々な思考法、価値観などを参考に生徒一人ひとりが進路について真剣に考え、今後の文理選択、進路選択に繋げていってもらいたいと思います。研修旅行の詳細は、虹色祭でも展示・発表を行いますので、虹色祭にお越しの際は、是非ご覧ください。

 

引率 長谷川 高雄